2012年10月21日
点字利用者に辞書を引く醍醐味を!

点字利用者に辞書を引く醍醐味を!
桜雲会点字出版部から、「言葉の宝石箱」と題する辞典、全12巻が発行された。
著者は、点字利用者の岡村さん。
普段から点字を大切にしている人に、辞書を引く醍醐味を感じてほしいと話している。
特徴の一つは聞き誤りやすい言葉を見出し語として扱っていること。
例えば・・・( )内は正しい言葉。
カドニウム(カドミウム)
マニュキア(マニキュア)
シュミレーション(シミュレーション)
キューイフルーツ(キウイフルーツ)
こぼれび(こもれび)など
正しい点字の確認もできる
例えば・・・分かち書きをすると・・・
非武装地帯(ヒブソー■チタイ)
非人道的(ヒ■ジンドーテキ)
非日常的(ヒ■ニチジョーテキ)
非課税(ヒカゼイ) など
「非」という漢字を使うマス空けのように、言葉によって変わる分かち書きの用例も示している。
また、増えつつあるカタカナ語や外来語、慣用句、四字熟語などもとりあげている。
自分で納得して自信を持って言葉をつかってほしいというのが、辞書全体を通じての願い。
点字データを希望する人も多いと思うが、今のところ提供の予定はないとのこと。
電子辞書は、言葉を入力して呼び出すが、紙の辞典は自分から探しにいく作業。
この醍醐味を紙の点字で味わってほしいと、岡村さんは語っている。
価格は6万円。日常生活用具給付制度の対象となる。
問い合わせは、
桜雲会 電話03-5337-7866

Posted by ののちゃん at 08:00
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