2012年11月14日
点字技能師 秋の学習会に参加しました!

点字技能師 秋の学習会のため、先月の27・28日と大阪に行ってきました。
遠いところには、なかなか行けないので、大阪での学習会をいつも楽しみにしています。
京都ライトハウスの渡辺昭一氏と日本ライトハウスの福井哲也氏の講義がありました。
お二人とも日本の点字に大きく貢献されている方です。
渡辺氏のテーマは「墨字書の点字化と、利用しやすい点字資料制作との一致点と相違点」
京都ライトハウスの図書制作基準を紹介されながら、読みやすい点字書について話されました。
点訳をしていると、いつの間にか自分流の点訳になり、はたしてそれが読みやすい点訳かどうかわからなくなります。
表点訳についても、いくつかの例を示され、どの点が読みにくいか、どうすると読みやすいかなど、具体的にしめされ、大変勉強になりました。
福井氏のテーマは、「気持ちで書き、心で読む点字~規則依存症への処方箋~」
点訳は墨字を点字にしていきますが、言葉の長さにより、行末が大きく空くことがあります。
福井氏は、そんなとき、読んでいて転びそうになると表現されていました。
また、同じ記号などが頻繁にでると、後ろが騒がしいとも表現されていました。
そのとき、どうするか。
具体的な例をあげて説明してくださり、大変勉強になりました。
お二人の講義を通していえることは、読む人の立場に立った点訳ではないかと思います。
難しいことですが、点訳者の立ち位置を教わった気がしました。
他に学習会では講演がありました。
「私と智の歩いてきた道」と題し、福島智氏のお母様のお話を聞きました。
この講演はまた・・・・。
会場でも、1泊したので、その夜の夕食時でも、いろんな方といろんな話をすることができました。
みんな生き生きと語られ、その一言一言が刺激的で、心に残りました。(ののちゃん)
Posted by ののちゃん at 09:49
│点字