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Posted by あしたさぬき.JP at

2010年11月26日

「弱視の人に出会う本」

バリアフリーブック 見えにくいってどんなこと?    
    弱視の人に出会う本

                    発行:小学館


小中学校のボランティア体験学習などの授業に出向くことがあります。
その時にはいろいろな本を持って行き、休み時間などに自由に読んでもらっています。
その中で、この本は子どもたちに大人気の本です。

第1部の「まんが 弱視のおばあちゃんまちを行く」では、しっかり者の弱視のおばあちゃんが、孫の男の子と街で一つ一つ用事を済ませながら、困ることを伝えていきます。
まんがで話が進行していくので、情景がとてもわかりやすく、要所要所に書かれている豆知識コーナーでは、しっかり説明もしてくれます。

第2部では、もっと知りたい人のために統計も交えながら具体的に詳しく書かれています。

2001年発行の本ですが、内容は今も通じることばかりで(これはいいことではありませんね)、おとなの人にも読んでもらいたい本です。(yoko)













  


Posted by ののちゃん at 23:57本紹介

2010年11月23日

写真絵本「みえないって どんなこと?」

「みえないって どんなこと?」 
 岩崎書店 いのちのえほんシリーズ12
 星川ひろ子 写真・文


視覚障害のことを知り、理解するために助けとなる本がたくさん出版されています。
今日はその中の1冊で、写真絵本の「みえないって どんなこと?」の紹介です。

  幼稚園に女の人が犬と一緒にやってきました。
  女の人は目が不自由で、犬は盲導犬の犬でした。

  こどもたちはアイマスクをして、お友だちの所へ歩いて行こうとしますが、
  なかなか行けません。
  そこでアイマスクをしているお友だちの名前を呼んでみると・・・
  無事会うことができました。

  こどもたちはアイマスクをして、物が何かを当てます。
  触ってみたり、聴いたり、においをかいでみたり、なめてみたり。
  目に頼っていると忘れてしまう、いろいろな感覚を使えることを知りました。

  女の人が出かけた時の話をしてくれます。
  電車に乗る時のこと、スーパーでお買い物をする時のこと。

  女の人は、お話が終わるとみんなと握手をしました。
  そして、最後にこう言いました。
  こうして てをつないでいると、みんなのきもちも つたわってきます。
  わたしのきもちは いまぽかぽかとあったかです。

イベントには必ず持っていく本の内の1冊です。
写真の中の子どもたちと一緒に、この本を読んでいる子どももおとなも、
素直に「みえないって どんなこと?」を感じることのできる絵本です。(yoko)

  


Posted by ののちゃん at 23:56本紹介

2010年07月01日

すてきな本に出会ったよ

「点字からはじまるメッセージ」    
    吉田重子 著 2009年4月発行
    北海道新聞社出版局  価格1000円

知人が本をプレゼントしてくれました。題名は「点字からはじまるメッセージ」。
「全日本視覚障害者協議会」発行の季刊誌「点字民報」に連載されたものが中心。
まえがきには「この連載企画は、晴眼者を対象に視覚障害者を取り巻く諸々の事柄を
知っていただくことを狙いとしてスタートしました」の文章が。
その言葉通り、“音の便利さ、不便さ” “ 視覚障害者と美術鑑賞” “北国の冬”などなど、
生活に関わる様々な事柄について書かれています。
読み終えてしまうのがもったいないぐらいおもしろい!内容充実!
点訳版、音訳版の出版も準備が進められているようです。 (yoko)
  


Posted by ののちゃん at 19:56本紹介