2011年03月31日
目の不自由な方のために工夫された「そろばん」
目の不自由な方のために工夫されたそろばんです。
上のそろばんは、珠の代わりに爪の形をしたものがついていて、めくって動かすようになっています。
下のそろばんは、珠にバネがついていて、指で押すことにより動きます。
位取りがとりやすいようにしっかりと鋲が打ち込まれています。
目の不自由な人にとって数をとらえたり、計算することは大変困難なことです。
そろばんは明治11年に初めて盲学校が設立されて以来算数の教材として使われています。
しかし、通常のそろばんはちょっと触れると珠がすぐに動いてしまうので、視覚障害者用のそろばんが開発されました。
昭和40年からは視覚障害者の珠算検定試験が始まりA~Fクラスの6段階で試験が行われています。
そろばんをお借りする機会があったので、紹介しました。(ののちゃん)
Posted by ののちゃん at 09:07
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