2012年01月17日
命を救った稲むらの火

阪神・淡路大震災から今日で17年。
しかし、あの日の光景と、地震が起きた時、家がギシッといった音は鮮明によみがえります。
そこで今日は、絵本「津波!!命を救った稲むらの火」の紹介
原作: 小泉八雲
文・絵: 高村忠範
出版: 汐文社
この話は、安政元年(1854年)に和歌山藩広村(現 和歌山県有田郡広川町)を襲った南海地震の時の津波の話です。
小泉八雲がこの事実をもとに、1897年に「生ける神」として世に送り出しました。
それから40年後、この話に感動した中井常蔵という教師が、「稲むらの火」として書き改め、文部省に送りました。
「稲むらの火」は入選し、1932年から10年間小学校の教科書に掲載されました。
広村に住む長者の浜口五兵衛(はまぐちごへい)さんは、海を見下ろす高台に住んで、家のまわりでたくさんの米を作っていました。
ある日、海を見ていた五兵衛さんは、小さな地震のあとの海の変化に気付きます。
異変を察知した五兵衛さんは、まだ収穫前の稲むらに次々と火をつけて、高台に村の人達を呼び寄せます。
津波で村は全く消えてしまいましたが、村人は全員助かります。
昔の人は映像がないので、言葉で細やかに伝えてくれています。
伝えてもらった教訓は貴重だと・・・つくづく思います。(ののちゃん)
Posted by ののちゃん at 09:43
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