2012年09月10日

全盲原告に点訳判決

全盲原告に点訳判決 (2012・9・8 四国新聞より)
    全盲原告に点訳判決
「障害程度区分」に関する名古屋市の認定を不服として、全盲の鍼灸師梅尾さんが起こした訴訟。

梅尾さんは、弁護士を立てずに1500字に及ぶ訴状を自ら点訳し、2010年に名古屋地裁に提出した。
点字の訴状による提出は全国で初めて。

地裁は、市に準備書面や証拠説明書を点訳して提出するように働きかけ、市側もそれに応じた。

判決結果は、名古屋地裁は訴えを棄却したが、7日に判決の要旨を点訳して梅尾さんに手渡した。
また、判決文全文も点訳し、梅尾さんに郵送するそうだ。

審議は地裁1階の大きな法廷で行われたが、盲導犬や付添い人への配慮もみられ、また、裁判官の入退場時の起立などの省略もあったという。

梅尾さんは、「地裁側は可能な努力はほとんどしてくれた。自主的な取り組みも多かった」と評価。

自身も、視覚と聴覚に障害がある福島智東大教授(障害学)は、「障害者の実態を考慮した異例の対応」と評価し、今回が例外とならないように制度的に定着させるべきと指摘する。

(ののちゃん)


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Posted by ののちゃん at 08:00 │情報

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