2010年11月25日
ロービジョン体験

以前、視覚障害者総合福祉施設 京都ライトハウスの購買コーナーで、ロービジョン体験キットを購入しました。
“ロービジョン”とは、“弱視(じゃくし)” つまり “見えにくい” ということです。
“見えにくさ”にはいろいろあります。
全体に霞がかかっているようだったり、
見える範囲が極端に狭かったり、
見ようとするところが黒くなってしまったり、
部分的に歪んでしまったり、
光がとってもまぶしかったり・・・
まだまだ、人によってさまざまな見えにくさがあります。
その見えにくさを少しでも分かりたいために、ロービジョン体験キットを購入しました。
紙でできている簡易の体験キットですが、かなりの優れものです。
メガネの型紙どおりに紙を切り、切り抜いたレンズ部分に薄いパラフィン紙などを張ります。
また視線の行く部分を黒く塗りつぶしたりします。
こうしたメガネをかけて文字を読んでみると・・・
・・・う~ん、見えない。
何かあるのはわかるけど・・・う~ん、文字が書いてあることすらわからない。
狭い範囲しか見えないようにもできて、そのようなメガネをかけたら、全体が全く分かりません。
見えにくさのほんのちょっとの体験ですが、“今まで分かっていなかったことがあるんだ”ということが分かります。
それが分かっただけでも自分の世界が変わりました。
ちなみにこの体験キットは、座った状態で使ってください。
歩行に使うのは大変危険ですので、絶対に行わないでください。(yoko)
Posted by ののちゃん at 23:33
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