2011年06月06日
講演「災害の基礎知識と災害への備え」から

ライト通信No.67号でもお届けしていますが、
去る2月8日、香川県社会福祉総合センターで行われた香川大学工学部安全システム建設工学科科長の長谷川修一」さんの講演の内容の紹介です。(要点を2回に分けて紹介)
「災害の基礎知識と災害への備え」
1.防災の基本
自助:共助:公助=7:2:1
消防も行政も災害時は機能が停止、もしくは低下する。
大きな災害の時は、誰も助けに来てくれない。自分の身は自分で護る。
災害から身を護るには?
・敵を知る(災害を知る)
・己を知る(住居、職場などの災害リスクを知る)
・防災の知識
日頃からの備え・・・耐震補強・土嚢・防潮板・防災用品・2階で生活など
危機管理・・・自主防災組織・防災訓練
2.災害の基礎知識
① 内水氾濫と外水氾濫
内水氾濫・・・低い土地の土砂災害(水が集まってくる。 排水が間に合わない)
外水(河川)氾濫・・・沖積平野・低地(一気に水が押し寄せる)
香川県の河川の特徴・・・降雨に敏感に反応する。
浸水時に地下街や地下道は危険。
② 土砂災害は事前の避難が基本
土石流が来るところに住んでいたら、早く遠くに避難。
木造家屋は完全に破壊される。
2階より1階が危ない。逃げ遅れたらせめて2階へ。
③ 高潮
海際ではなく、少し内陸側の土地が被害が長期化する。
高潮の被害は昔海だったところで発生。干拓地、塩田跡など。
(ののちゃん)
Posted by ののちゃん at 07:00
│防災